「まだ」終わってない

Go for it!Go for it!
「今日も頑張ろう」って思ってもらいたい
2020.09.02
「今日も頑張ろう」って思ってもらいたい
信州ブレイブウォリアーズ  三ツ井利也(みついかずや)さん
2020年4月、2020-21シーズンでB1昇格を果たし、多くの県民に希望を与えた信州ブレイブウォリアーズ。
令和元年台風19号が長野に接近したその日は、試合が予定されていました。
その日の夜
ブレイブウォリアーズのSF、長野市在住の三ツ井利也選手は、試合中止の知らせを受けて、家で待機していました。付近の川の水位がどんどん上がってきている情報を確認しながら、家族や近所の人たちと避難をし、朝まで不安な一夜をすごしていました。
「20年間長野に住んでますけど、長野県が大雨で大きな被害を受けたことなんてなかったので、衝撃でしたし、災害の怖さを身にしみて感じました。」

ホームゲーム会場の「ことぶきアリーナ千曲」は、体育館の周りが浸水していて、近寄れない状態でした。「すぐに向かいたい気持ちと、でも実際に行くことができないっていう、もどかしさで葛藤していましたね。」
その日の夜
練習が再開され、チームメンバーに会えたのは数日が経ってから。「家は大丈夫か」「どういう状況だったか」お互い状況を報告し合い、なんとかみんな大きな被害にあっていなくてほっとしたものの・・・・「被災した方たちのことを思うと、“こんなときに、バスケットしてていいのかな?”という気持ちが心のどこかにいつもあって・・・そんな感じで活動を再開しました。」
地域のこどもたちの笑顔のために
信州ブレイブウォリアーズでは、体育館が水没して、すべて流されて無くなってしまったミニバスケチームの子どもたちを試合に招待したり、長野市の幼稚園・保育園へバスケットゴールとボールの寄贈をするなど、子どもたちの元気のために活動を続けています。

「試合に招待した子ども達が、“ほんとに被災したのかな”と思うくらいすごく明るくて。この子達は前に進んでいるんだなって感じました。自分がクヨクヨしてる暇はないなって。」その子たちが「試合を見て元気をもらった」と言ってくれて、“自分たちはバスケットを通してみんなを勇気づけ続けていくんだ”と、あらためて決意したその時のことが、とても印象に残っているという。
地域のこどもたちの笑顔のために
「僕たちが一生懸命プレーしている姿を見ていただくことで、少しでも次の活動、次の生活に対して元気に過ごすための活力になってもらうことがプロスポーツ選手として僕らにできること」
「今日も頑張ろう」そう思ってもらいたい
「まだまだ復興は終わってない。僕たちの活動を通して少しでも“今日も頑張ろう”と思ってもらうのが、僕らの使命だと思っています。」「“今後どうなるんだろう?”って思うよりは、少しでも元気をもらったから、(とりあえず)”今日も頑張ろう“っていうのがいいなって。」
気負わずに、次に向けて一生懸命やっていこうって思ってもらえたらいいな、と語る三ツ井選手は、地域のファンを元気づけるプレーのために、今日も練習しています。


信州ブレイブウォリアーズ #31 三ツ井 利也
長野県長野市出身
東海大学付属第三高等学校(現 東海大学付属諏訪高等学校)→東海大学
2016-17 信州ブレイブウォリアーズ(特別指定選手)→2017- 信州ブレイブウォリアーズ
2018-19 シーズンのB2優勝、2019-20 シーズンではB2中地区連覇、B1昇格に貢献し、
B1の舞台でさらなる飛躍が期待されている。2020年5月より、長野県「人権大使」に就任