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元人事担当のキャリアコンサルタントが解説!

クラッシャー上司の正論が辛い。ささやかな抵抗をして辞めてやる方法

指を指して怒る上司
目次

クラッシャー上司の正論に負けない!職場で生き残るための心得

上司の言うことは正論なんだけど、言い方がキツくて辛い

正論を振りかざす上司のせいで、職場の空気が悪くて嫌

クラッシャー上司にもう、ついていけない・・・

驚くことに、「クラッシャー上司」の存在に悩まされている方は意外と多いです。特に20代30代の若い人たちには、上司の正論は時に強圧的であり、精神的な負担となりますよね。

できれば関わりたくないけど、上司である以上、顔色を伺いながらこわごわ接して疲れました

この記事で分かること

  • 「クラッシャー上司」とは何か
  • クラッシャー上司の見極め方
  • クラッシャー上司から身を守る方法
  • クラッシャー上司の存在は退職理由にしてもいいか
  • クラッシャー上司にささやかな抵抗をして退職する方法

について、元人事担当者でキャリアコンサルタント歴17年の筆者が説明していきます。

(この記事には広告が含まれています)

クラッシャー上司とは何か?

クラッシャー上司の主な特徴

クラッシャー上司とは、部下に対して過度に厳しい態度を取り、その結果として部下を精神的に追い詰めてしまう上司のことです。彼らは自分が正しいと思い込み、部下の意見を聞かない、過度な完璧主義、部下を所有物のように扱うなどの特徴があります​

精神構造と心理的背景

クラッシャー上司の精神構造は、不健全な自己愛と未熟な感情制御に基づいています。
彼らは自己承認欲・自己防衛が強いため自分の威厳を守ることに固執するため、自分の正論を絶対視し、部下の失敗を許さないため、常に他人を責める傾向にあります​。

クラッシャー上司とパワハラ上司の違い

クラッシャー上司とパワハラ上司は似ていますが、部下に対する対応の目的には大きな違いがあります。

クラッシャー上司パワハラ上司
あくまで仕事を円滑に進めるため自分のストレス解消が目的
仕事ができるため部下に同じレベルの完璧さを求める性格の悪さと気分のムラで部下に当たり散らし迷惑をかける
クラッシャー上司とパワハラ上司の違い

クラッシャー上司の見極め方

クラッシャー上司の仕事ぶりの特徴

  • 成果第一主義 
  • 鈍感 
  • 罪悪感がない 
  • 共感力がない 
  • 責任転嫁 
  • 権力と恐怖 
  • 自覚がない

特徴的な手法は「追い込み」です。巧妙に状況を作りこみ、その仕掛けを同時多発的に行いターゲットが逃げられないように行動させるのです。知能犯でもあるクラッシャー上司は隠ぺい工作も得意でパワハラとモラハラ、時にはセクハラも絡めて攻めてきます。

クラッシャー上司の問題行動

  • 尋常ではない叱り方をする
  • 標的を決めたら集中的に攻撃する
  • 部下に無理難題をふっかける
  • 標的にした社員を、人格を含め全否定する
  • 部下を精神的に追い詰める

このようなことが続いたら部下は心の病気を患ってしまいます。

上司が上記のようなタイプであなたが持たないと思うなら、心が壊れる前に異動や退職を考えた方がいいですよ。

クラッシャー上司から自分を守る方法

ストレス耐性を高める

実は、クラッシャー上司を慕う部下や若手社員は一定数存在します。なぜか。それは彼らのストレス耐性が高いからです。ストレス耐性の高い人は、理不尽な暴言を受けてもあまり気になりません。

ストレス耐性を高めることが難しい人もいます。そんな時は自分を守ることを第一優先にし、次のことを試してください。

精神的回復力を高める(レジリエンスを高める)

自分を守るためには感情をコントロールすることが重要です。ABC理論と言われますが、

ABC理論とは、

出来事(A)は、考え方やものの見方によって解釈を与えられ(B)、その結果が感情や行動(C)を引き起こすというこものです。

つまり、考え方(B)が否定的な思い込みであれば、必要以上に落ち込んだり、怒ったりと非生産的な気持ちや行動をとってしまうのです。

そこで、起こった出来事(A)に対する解釈や受け取り方(B)を変えることで、(C)の感情や行動を変えるのです。

クラッシャー上司の存在は退職理由にしてもいいか

退職願

クラッシャー上司に我慢せずに退職することは逃げではない理由

退職理由の6割が人間関係によるものと言われています。ハラスメント、職場のいじめや嫌がらせだけでなく、職場環境(人的環境)の悪さで辞める人も少なくありません。もしクラッシャー上司からの圧力に耐えられず、精神的に限界を感じているなら、立派な退職理由になるのです。

クラッシャー上司に我慢を続けた部下の末路

クラッシャー上司の攻撃を我慢し続けていると、精神的に追い詰められてしまい病気になる恐れがあります。精神的な病気になると、回復するまでに大変な時間と苦痛が続きます。

我慢できると思っていても、自分の我慢の限界は案外分からないものです

心が参って判断力を失う前に、退職を検討することをおすすめします

クラッシャー上司にささやかな抵抗をして退職するなら、退職代行を利用すべき

退職代行

退職代行を利用するのが、あなたにとってよい理由

退職代行はあなたの代わりに専門業者が会社へ退職の申し出をしてくれます。
退職を決意したものの、クラッシャー上司に直接伝えるのが難しい場合は、退職代行サービスを利用することで会社との煩わしいやり取りをすることなくスムーズに退職手続きを進めることができます。

即日退職も可能ですが、有給休暇が残っているなら、弁護士に退職代行を依頼することで有給休暇を消化してから退職することもできますし、クラッシャー上司のハラスメントへの損害賠償請求の相談もできます

退職代行を利用するのがクラッシャー上司に与える影響

部下が退職代行を使って辞めた場合、少なからず人事評価に影響する可能性があります。
部下の管理能力を疑われるからです。また、クラッシャー上司が「パワハラで部下を退職においやった」「あの上司はヤバい」と噂が広まり、社内での立場が悪くなる恐れがあります。

退職代行を利用するメリット

退職代行のメリットは

  • 会社と直接やり取りをする必要がなくなる  
  • 会社からの慰留ハラスメントを阻止できる  
  • すぐに退職できる

がありますが、弁護士に依頼するとさらに以下のメリットがあります。

  • 会社と退職日の交渉 
  • 未払残業代・未払い給与の請求 
  • 有給休暇取得の交渉 
  • その他希望する条件の交渉 
  • 会社から退職者へ訴訟を起こされた場合は弁護士が対応してくれる 
  • 労災申請代行やハラスメントによる損害賠償請求も対応可能

退職を決意したものの、クラッシャー上司に直接伝えるのが難しい場合は、退職代行サービスがおすすめです。退職代行サービスを利用することで、会社との煩わしいやり取りをすることなくスムーズに退職手続きを進めることができます。

即日退職も可能ですが、有給休暇が残っているなら、弁護士に退職代行を依頼することで有給休暇を消化してから退職することもできますし、クラッシャー上司のハラスメントへの損害賠償請求の相談もできます。

やられっぱなしで辞めてしまうと「負けグセ」がついてしまいます。心機一転、自分の人生を前向きに進んでいくためにも、弁護士と相談し納得いく退職条件を引き出して退職することをおすすめします。

大切なのは、あなた自身の健康と幸福です。

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この記事を書いた人

mikanko blogのアバター mikanko blog キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタント歴17年
社労士事務所やハローワークでの勤務経験があり、よりよい環境で働くためのヒントが豊富です。
人事業務の経験もあるので、会社側と働く側双方の視点を持って解決策を伝えていきます。

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